計算のしくみ
計算機は仕上がりの体積を乾燥材料の容積に換算し、配合比で分け、セメントを袋数にします。
乾燥材料の容積 = コンクリートの体積 × (41 または 42) ÷ 27 × (1 + 取り扱いロス ÷ 100)
セメント、砂、砂利 = 乾燥材料の容積 × 割合 ÷ (セメント + 砂 + 砂利の割合)
セメントの重さ = セメントの容積 × 94 lb/cu ft
袋数 = ⌈ セメントの重さ ÷ 袋の重さ ⌉
水 = セメントの重さ × 水セメント比
⌈ ⌉ は次の整数の袋数への切り上げです。砂と砂利は体積か重さで買うため、丸めません。
米海軍の Builder マニュアル(NAVEDTRA 14043)は、42 の法則で同じ例を計算しています。1:2:4 の配合は割合の合計が 7 なので、一立方ヤード分の乾燥材料 42 cu ft は、セメント 6 cu ft、砂 12、砂利 24 になります。立方フィートあたり 94 lb なら 564 lb、つまり六袋です。このツールは材料の数量だけを概算します。構造用コンクリートの配合は、図面、地域の建築基準、または資格のある専門家が決めるものです。
計算例
入力
- 必要なコンクリートの量
- 1 cu yd
- 配合比(セメント:砂:砂利)
- 1 : 2 : 4
- 砂利の最大寸法
- 2½ in(63 mm)まで – 42 の法則
- セメントの袋の重さ
- 94 lb
- 取り扱いロス
- 0 %
結果
- セメントの袋数
- 6
- 砂
- 12 cu ft (0.444 cu yd)
- 砂利
- 24 cu ft (0.889 cu yd)
- セメント(ゆるい状態の容積)
- 6 cu ft (0.222 cu yd)
- セメントの重さ
- 564 lb (0.282 short tons)
- 乾燥材料の合計
- 42 cu ft (1.56 cu yd)
よくある間違い
- 練り上がりの体積を配合比で割る。乾燥材料は水を加えると体積が減り、砂は石のすき間を埋めるため、コンクリート一立方ヤードには 27 ではなく約 41–42 cu ft の乾燥材料が必要です。
- 重量配合と容積配合を混同する。ここでの 1:2:3 はゆるい状態の容積の比です。立方ヤードあたりのポンド数で示された配合設計は、同じようにスコップで量ることはできません。
- どの袋にも 1 cu ft 入っていると考える。それが当てはまるのは米国の 94 lb のポルトランドセメントの袋です。小さい袋やメートル法の袋は中身が少ないため、計算機は重さから袋数を数えます。
- 構造用の工事で計算機の配合比を選ぶ。基礎、車両が乗る土間、鉄筋の入るものには、図面、地域の建築基準、または資格のある専門家が指定する配合が必要です。
前提条件と限界
- 乾燥材料の容積 = コンクリートの体積 × 41 ÷ 27 または 42 ÷ 27(NAVEDTRA 14043 の 41・42 の法則)を、配合比の割合で分けたもの。
- ゆるい状態のセメントは立方フィートあたり 94 lb(1,505.7 kg/m³)とします。FM 5-428 と NAVEDTRA 14043 にある米国の袋の慣例です。
- 取り扱いロスは、セメントを整数の袋数にする前に、すべての乾燥材料に加えます。
- 水セメント比を入力した場合、水 = セメントの重さ × 比で、リットルあたり 1 kg(米ガロンあたり約 8.34 lb)とします。
- 結果は材料の数量のみで、配合設計や構造設計ではありません。
よくある質問
1:2:3 のコンクリート一立方ヤードにセメント、砂、砂利はどれだけ入りますか?
砂利が 1 in までなら、41 の法則で乾燥材料は 41 cu ft です。これを 1:2:3 で分けると、取り扱いロスを除いてセメント約 6.8 cu ft(94 lb の袋で 7 袋)、砂 13.7 cu ft、砂利 20.5 cu ft です。QUIKRETE のポルトランドセメントのデータシートには、適切な割合の砂と砂利とともに、立方ヤードあたり通常 94 lb の袋を五~六袋使うとあるので、ご自分の配合を確認してください。
乾燥容積係数 1.5 や 1.54 とは何ですか?
米海軍の 41・42 の法則と同じ考え方です。41 ÷ 27 = 1.52、42 ÷ 27 = 1.56 なので、コンクリート一立方ヤードには、およそその半分を足した量の乾燥材料が必要です。
どの配合比を使えばよいですか?
図面、仕様書、または製品ラベルにある配合比を使ってください。1:2:3 はセメントの袋や米陸軍の FM 5-428 にある一般的な汎用配合で、ほかの工事向けにもっと強い配合や貧配合もあります。この計算機が配合を選ぶことはありません。
メートル法の袋も使えますか?
はい。メートル法に切り替え、体積を立方メートルで、袋の重さを袋に印刷された値(たとえば 25 kg)で入力してください。袋数は セメントの重さ ÷ 袋の重さ を切り上げた値です。
水はどれくらい加えますか?
配合設計の水セメント比を入力すると目安がわかります。実際には水は少しずつ加え、すでに湿っている砂なら少なくて済みます。
出典
- Builder 3 & 2, Volume 1 (NAVEDTRA 14043), chapter 6 – Concrete — U.S. Navy, Naval Education and Training Professional Development and Technology Center (public-domain copy hosted by ConstructionKnowledge.net). 「94 ポンド袋のセメントは、ゆるい状態の容積で約 1 立方フィートになる」。41・42 の法則:「練り混ぜたコンクリート 1 立方ヤードをつくるには、セメント・砂・骨材の乾燥状態の合計で 41 か 42 立方フィートが必要」(粗骨材が 1 in 以下なら 41、2 1/2 in 以下なら 42)。1:2:4 の計算例「6 + 12 + 24 = 42」。取り扱いロスは 200 cu yd 以上で 5 %、それより小さい工事で 10 %(初期値 10 %)。
- FM 5-428 Concrete and Masonry — Headquarters, Department of the Army (copy hosted by vulcanhammer.net). 「標準的なポルトランドセメントの袋は 94 ポンドで、ゆるい状態で 1 立方フィートに相当する」。「1:2:3 法……セメント 1、砂 2、骨材 3 の割合」。普通コンクリートは「立方フィートあたり 135 ~ 160 ポンド」。
- QUIKRETE Portland Cement (No. 1124, 1125) Product Data Sheet, rev. August 2022 — The QUIKRETE Companies. 袋は 31、47、94 lb(と 40、42 kg)。標準的なコンクリート配合は「QUIKRETE Portland Cement 1、QUIKRETE All-Purpose Sand 2、QUIKRETE All-Purpose Gravel 3 の割合」。「1 cu. yd. をつくるのに 94 lb(42.6 kg)袋を五~六袋……」。
- NIST Handbook 44, Appendix C – General Tables of Units of Measurement — National Institute of Standards and Technology. 単位の厳密な定義:1 in = 2.54 cm、1 yd³ = 27 ft³、1 US gal = 231 in³、1 lb = 0.45359237 kg。
計算方法の確認日:2026年11月6日